岐阜市柳ヶ瀬商店街内の複合商業施設内にある、パブリックスペースのデザインである。

休憩スペースや、まちの案内所、ワークスペース等多目的な利用形態を満たしつつ、商業施設内の共用空間のあり方を見直した。本来レンタブル比の最大化のために共用空間は最小限に抑えられているはずが、公的機関が空間活用をするという逆説的な状況に対して、屋内のテラス空間をつくり、リースラインをずらすことで、共用スペースが侵食したような状況をつくりだした。テラスの段差は専用部側ではイベント時の滞留スペースとしても機能している。予算面での制約から各部仕上げのつくり込みは最小限にとどめ、新たな活動の余白となることを意識している。

施工　イズミ建設

グラフィック　LITTLE_CREATIVE_CENTER