オーナーチェンジによる元靴店+住居の活用提案及びリーシング、設計のプロジェクト。
最近では柳ヶ瀬商店街に新しい店ができたりまちをぶらつく20/30代が増えてきた。空き物件活用相談依頼と「柳ヶ瀬に住んでみたい」という大学を卒業したばかりの百恵ちゃんと出会うタイミングが化学反応を起こし、商店街に住みながら、バイトもして、やりたいことを仕事にする生き方が進行中である。
当時の看板は元オーナーに承諾をいただいた上で生かし、彼女の屋号になった。レトロな雰囲気を生かし、今を生きる弾けた空気感を色やタイル、床の貼り方向、塗装の塗り分けなどを使い、住宅部分でデザインした。一階のギャラリー部分には室内からはみ出たした一坪の縁側を設け、百恵ちゃんとお客さん、行き交う人とのコミュニケーションポイントとした。銭湯の番台のような、ベンチのようなこの場所からまちを眺めているうちに若者から高齢者まで友達がたくさんできたそうだ。
彼女は今も商店街の新しい風景を作っている。
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ニュー銀座堂(instagram)