抜けた秘密基地のようなスペース
岐阜市・美殿町で古書と古本を取り扱う徒然舎の業務拡張スペース。店舗は同ビルに構えており、手狭になった買取の受付や仕訳などのスペースとして日産キャラバンが乗り入れられるガレージをデザインした。買取だけでなく、年に数回イベント等でも使えることと、店舗のイメージとは違う新しさを求められた。
間口2400の高圧木毛セメント板で出来た両開き扉を開くと、細い天吊り照明がぶら下がる。大きいものと小さいもの、無骨なものと繊細なものといったコントラストの強さが違和感をうむ。覗いてみたくなる一風変わった空間は初めにギャラリーとして使われた。今はたくさんの書籍が出番を待っている。
施工:コネクト